―住宅・教育・老後をセットで考える―
多くの人が、人生で一番大きなお金の判断を
順番に、バラバラにしてしまいます。
- 家を買うときは「住宅ローンが払えるか」
- 子どもが生まれてから「教育費はいくら必要か」
- 40代後半になってから「老後資金が足りない?」
でも本当は、
住宅費・教育費・老後資金はセットで考えるものです。
なぜなら、この3つは限られた収入を取り合う
「トレードオフ(二律背反)」の関係にあるからです。
①人生の3大支出はトレードオフの関係にある
人生の3大支出と呼ばれるものは次の3つです。
- 住宅費:家賃・住宅ローン・修繕費
- 教育費:保育〜大学(+習い事)
- 老後資金:退職後の生活費・医療・介護
住宅費・教育費・老後資金は、
どれも大切で、どれも簡単には削れない支出です。
ただし、この3つには共通点があります。
- どれも金額が大きい
- 数十年単位で影響が続く
- 一度決めると、あとから修正しにくい
そして何より、
限られた生涯収入の中で配分しなければならない
という特徴があります。
そのため、人生の3大支出は
トレードオフ(二律背反)の関係になります。
どれかを手厚くすると、必ずどこかに、しわ寄せが生じます。
トレードオフが起きる具体例
- 教育費と老後資金
子どもの大学費用を最優先すると、
自分の老後資金が不足し、
将来、子どもに負担をかける可能性があります。
(もちろん、その逆もあります) - 住宅費と教育費・老後資金
広い家や高額な住宅ローンを選ぶと、
月々の返済が重くなり、
教育費の積立や老後資金が後回しになりがちです。
住宅も、教育も、老後も「理想」をすべて叶えようとすると、
家計は常に綱渡りになり、
少しの変化で破綻リスクが高まります。
この3つは、常に綱引きをしている状態だと考えると、
分かりやすいでしょう。
②多くの人が最初に決めてしまうのは「住宅」
現実には、こんな順番が多いのではないでしょうか。
- 結婚・出産
- とりあえず家を買う
- 教育費が想像以上にかかる
- 老後資金が足りないと気づく
住宅は一度決めると、
- 金額が大きい
- 見直しが難しい
- 期間が長い
👉 あとから調整しにくい支出です。
だからこそ、家にどれくらい使っていいのかを、
最初に「全体像」の中で考える必要があります。
③まずは「ざっくり全体」を押さえよう
細かい数字は、まだいりません。
- 住宅に、人生の余力をどれくらい使うか
- 教育費は「どこまで親が出すか」
- 老後に「最低限ほしい安心ライン」はどこか
この優先順位を決めるだけで、
- 家を買う判断
- 教育費のかけ方
- 働き方の選択
が、あとからぶれにくくなります。
まとめ
住宅・教育・老後は、切り離せません。
生涯を通して見ると、この3つは常に綱引き状態にあります。
だからこそ、
すべてを「そこそこ」にするのか、
自分が大切にしたいことに重点を置くのか。
早い段階から、全体を見渡して考えていくことが大切です。


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