住まい選びは「家計の固定費とリスク」をどう引き受けるか
住まいは、人生でいちばん高い買い物と言われます。
でも実際には、いちばん重い固定費を引き受ける選択です。
家賃や住宅ローンの金額だけを見て決めてしまうと、
あとから「こんなはずじゃなかった」と感じることが増えます。
なぜなら住まいには、
お金・時間・ストレス・リスクが、長期間まとめて紐づくからです。
①住宅費は購入額だけでは決まらない
住まいにかかるお金は、
毎月の支払いだけではありません。
管理費・修繕費・固定資産税
- 将来のリフォーム費用
- 売却できるかどうか(リセール)
- 相続時に、資産になるか負債になるか
「住んでいる間のお金」と「住み終わった後のお金」
この両方を考える必要があります。
②住まい選びの判断軸は3つ
住まいの選択は、次の軸で整理できます。
① 金額(お金の流れ)
- 毎月・生涯でいくら支払うか
- 維持費が将来増える可能性
- 売却・相続時の価値
② 自由度(変更できるか)
- 住み替えやすさ
- 管理やルールの縛り
- リフォーム・用途変更の可否
③ ストレス(耐え続けられるか)
- 騒音・寒暖差・湿気
- 立地や利便性
- 建物や街の雰囲気(活気・静けさ・高級感など)
これらのストレスは、引っ越し費用や売却損、医療費など、いずれお金として表に出てきます。
③見落とされがちな将来リスク
さらに、将来の不安も無視できません。
- 老後の暮らしやすさ
- 災害時の安全性・復旧のしやすさ
- 家族構成や働き方の変化
大切なのは、
「起きるかどうか」ではなく
「起きたら耐えられるか」です。
④正解はない。でも「合わない選択」はある。
住宅選びに、万人共通の正解はありません。
でも、自分の家計や暮らしに合わない選択は確実に存在します。
だからこそ、
情報を集める前に、
判断の軸を整理しておくことが大切です。
この住宅編について
この住宅編では、
知識を増やすことよりも、
自分で決められるようになることを目的にしています。
これから、次の4つのテーマを
すべて「判断用チェックシート」形式で整理していきます。
住まい選びは、一度決めると、簡単にはやり直せません。
だからこそ、
「なんとなく」や「周りがそうしているから」ではなく、
自分の基準を持って判断することが重要です。
この4部作では、次のテーマを扱います。
- 賃貸 or 購入
- 戸建 or マンション
- 新築 or 中古
- 変動 or 固定
それぞれの記事で、「どちらが正しいか」ではなく、
「どちらが自分に向いているか」を確認できるようにしました。
是非、他の記事ものぞいていってください。


コメント