― まず知っておきたい、保険の考え方 ―
「そろそろ保険を見直した方がいいかな」
そう思って調べ始めると、
死亡保険・医療保険・がん保険・貯蓄型・外貨建て…。
情報が多すぎて、結局よく分からなくなった経験はありませんか?
でも実は、
多くの人がつまずく原因は“商品知識不足”ではありません。
考え方の順番が、最初から逆なのです。
①保険は「資産を増やすもの」ではない
まず大前提として、保険は
お金を増やす道具ではありません。
人生の途中で起こる
大きな事故に耐えるための安全装置です。
それなのに、
- 利回りがいいか
- お得かどうか
から考え始めてしまうと、
本来の役割が見えなくなります。
②貯畜は「山形」、保険は「右下がり三角」
少し前まで、こんな考え方が主流でした。
- 貯蓄は三角
若いうちは少なく、年齢とともに積み上げていく - 保険は四角
一生同じ保障を、一定額で持ち続ける
でも今は違います。
【貯蓄は山形】
子育て・住宅・教育費で 中年期に一番ふくらむ
老後は、年金+社会保障をベースに貯金を取り崩していきます。
「DIE WITH ZERO」という書籍が流行したように、
死ぬときにたくさんの貯蓄をもっていることをよしとしない風潮もあります。
👉一生増え続ける前提ではありません
【保険は右下がり三角】
- 若い・家族責任が重い時期が最大
- 子どもの成長、住宅ローンの減少とともに
必要保障額は下がる - 老後は大きな死亡保障はほぼ不要
👉保険は「持ち続けるもの」ではなく「卒業していくもの」
③保険を考えるときの順番
ここが一番大事です。
多くの人は、こう考えます。
① どんな保険がいい?
② いくら払う?
③ 本当に必要?
この順番だと、ほぼ確実に迷子になります。
正しい順番は、こちら。
① 何が起きたら家計が壊れるか
② それは、いつまで続くリスクか
③ 貯金や制度でカバーできるか
④ それでも足りない部分だけ、保険で補う
保険は、最後に登場する脇役です。
④保険見直しは「家計管理」か「ライフプラン」か
答えは、両方です。
家計管理としての保険
- よく分からないまま入り続けている
- 固定費として家計を圧迫している
- 何年も内容を確認していない
👉これは家計管理の問題。
「重すぎる固定費」を整える段階です。
ライフプランとしての保険
- いつまで必要な保障なのか
- 子どもが独立した後は?
- 60歳以降も同じ保険が必要?
👉これはライフプランの問題。
人生全体のお金の流れを見直す段階です。
⑤このブログの保険のスタンス
このブログでは、
- 保険商品は売りません
- 加入を勧めません
- 正解は出しません
代わりに伝えたいのは、これです。
保険とは
人生の途中で一時的に必要になる
安全装置を“借りる”もの
目的がある間だけ持ち、役目が終わったら手放す。
中身を確認し、分からないまま抱え続けないことが大切です。
一生持ち続ける前提ではなく、
必要な時期だけ使い、
役目を終えたら卒業する。
それが、今の時代の
保険とのちょうどいい距離感です。


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