──まずは役割ごとに整頓しよう
「ちゃんと管理しているはずなのに、なぜかお金の全体像がつかめない」
「黒字のはずなのに、貯金が増えていない気がする」
この原因は、
収入が少ないからでも
家計簿をつけていないからでもありません。
多くの場合、
1つの置き場に、別の役割のお金がごちゃ混ぜになっているからです。
お金は「目的別管理」が大切
銀行口座、証券口座、クレジットカード、電子マネー。
今は、お金の置き場がとても増えています。
- 銀行口座がいくつもある
- 電子マネーが複数ある
- 投資口座も別にある
これ自体は、悪いことではありません。
問題なのは、
それぞれのお金が「何のためのお金か」分からなくなることです。
お金は「3つの役割」で考える
このブログでは、
お金を次の3つの役割に分けて考えます。
① ためるお金(守るお金)
生活を守るためのお金です。
- 生活防衛資金
- 近い将来に使う予定のあるお金
- 元本を減らしたくないお金
特徴
- 元本保証が基本
- いつでも使える
- 減らさないことが最優先
円建ての普通預金のほか、
定期預金、国債などがここに入ります。
これらは途中解約でき、
利息は減ることがありますが、元本は減りません。
② ふやすお金(育てるお金)
将来のために、時間をかけて増やすお金です。
- NISA
- iDeCo
- 投資信託・株式など
特徴
- 価格変動がある
- 元本割れの可能性がある
- すぐ使う予定はない
ここに入れるのは、
当面使わないと決めたお金だけです。
③ つかうお金(流れるお金)
日常生活で使うお金です。
- 給与が入る口座
- クレジットカード
- 現金
- 電子マネー(Suica・PayPayなど)
特徴
- 実体は預金=安全資産
- でも「減る前提」のお金
①「ためる」と同じ預金でも、役割はまったく違います。
「3つ」とは、口座の数の話ではありません
誤解をしないでいただきたのですが、
口座を3つにしなさい、という意味ではありません。
現代社会の多様なサービスのありようでは、
口座を3つに限定するのは難しいと思います。
大切なのは、
お金の役割が整理されているかどうか。
口座が複数あっても、
- これは「ためるお金」
- これは「ふやすお金」
- これは「つかうお金」
と説明できるなら、問題ありません。
注意したい名前に惑わされやすい置き場
名前に「預金」とついていても、
次のようなものは注意が必要です。
- 外貨預金
- 仕組み預金
これらは為替や商品構造の影響で、
元本割れの可能性があります。
このブログでは、
リスク資産=②ふやすの置き場として扱います。
①守るお金を置く場所ではありません。
お金の管理は整理整頓から
お金の管理がうまくいかないのは、
意志が弱いからでも、知識が足りないからでもありません。
多くの場合、
お金の置き場の構造が整理されていないだけです。
- ためるお金が、つかう口座に混ざっている
- 使うかもしれないお金を、ふやすに入れている
- 電子マネーが第4の置き場になっている
こうなると、収支と残高が合わなくなり、不安が増えます。
家計管理も、仕事や家事と同じ。
効率的に管理をするには、まず構造を見直しましょう。
noteに「お金の置き場 役割分類ワーク」を公開しました。無料です。
記事の一番下にPDFで置いてあります。
こちらからどうぞ。

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