― 完璧に当てなくていい ―
ライフプランと聞くと、
「細かい数字を全部決めないといけない」
「将来を正確に予測しないと意味がない」
と思いがちですが、
ここでは精密な計算はしません。
目的はただ一つ。
全体像をつかむことです。
見るべきは
収入・資産側不動産(今わかる範囲でOK)
- 退職金
- 再雇用・就労収入
- 年金
- 貯金(現金)
- 保険
- 投資(NISA・iDeCoなど)
- 不動産
※「だいたい」「幅を持たせた数字」で問題ありません。
支出側
- 生活費
- 住居費(ローン返済/家賃)
- 医療・介護
- 旅行・趣味
全体として
- インフレはざっくり考慮する(不安になって数字を盛りすぎない)
- 「余る/足りない」を断定しない
- どこが不安定そうかに注目する
👉 ライフプランは未来を当てる表ではなく、
弱点を見つけるための表です。
不安が見えたら、全部解決しなくていい
シミュレーションしてみると、
「ここが不安かも」というポイントが必ず出てきます。
- 医療・介護費が読めない
- 老後の生活費が足りなそう
- 収入が年金に偏りすぎている
- インフレに弱い
でも、ここでやることは
完璧な対策を考えることではありません。
✔ 不安が「見えた」だけで前進
✔ 対策は一つずつでいい
✔ 今すぐ決めなくてもいい
各項目の確認ポイント
① 退職金
• 退職金制度はあるか(会社規程・就業規則)
• だいたいの水準(○百万円〜○千万円など幅でOK)
• 一時金か年金形式か(併用も多い)
• 受け取り時期(定年時/数年後など)
👉「ある/ない」「多そう/少なそう」だけでも十分
⸻
② 再雇用・就労収入
• 再雇用制度はあるか
• 何歳まで働く想定か(65?70?)
• フルタイムか、ゆるくか
• 収入は現役時代の何割くらいか
👉 金額より
**「働く前提か/働かない前提か」**をはっきりさせる
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③ 年金
• ねんきん定期便を用意
• 見るのはここ👇
• 「老齢年金の見込額(月額)」
• 「受給開始年齢」
• 厚生年金か国民年金か
• 配偶者の年金も含めて考える
👉 正確さより
生活費に対して足りそうかどうかを見る
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④ 貯金(現金)
• 今ある金額(だいたいでOK)
• 生活防衛資金として何ヶ月分あるか
• 老後まで「残しておくつもり」のお金か
• いずれ使う予定(リフォーム・車など)があるか
👉 「全部老後に使えるお金」と思わないのがポイント
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⑤ 保険
• 老後も払い続ける保険があるか
• 何歳まで払う契約か
• 医療・介護系か、貯蓄性か
• 老後に本当に必要か一度立ち止まる
👉 「資産」か「支出」か、どっち寄りかを確認
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⑥ 投資(NISA・iDeCoなど)
• 老後資金として使う予定か
• いつから取り崩す想定か
• 価格変動がある前提で考えられているか
• iDeCoは原則60歳まで引き出せない点を理解しているか
👉 金額より
使える時期/使い方を把握する
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⑦ 不動産
• 自宅か投資用か
• ローンは何歳で終わるか
• 将来住み続ける予定か
• 売る・貸す選択肢は現実的か
👉 「資産」でもあり「住居」でもある点が最大の特徴
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支出側|確認ポイント
① 生活費
• 今の生活費から
子ども関連費は将来どうなるか
• 教育費が終わった後、何割くらい減りそうか
• 老後も続けたい支出/やめられる支出は何か
👉 今の生活費をそのまま老後に当てはめない
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② 住居費(ローン返済/家賃)
• ローンはいつ完済するか
• 完済後の固定資産税・修繕費はどれくらいか
• 引っ越し・住み替えの可能性はあるか
• 賃貸の場合、家賃が一生続く前提でよいか
👉 「住居費ゼロ」にはならない前提で考える
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③ 医療・介護
• 健康に不安があるか
• 親の介護経験からイメージできる支出はあるか
• 公的制度(高額療養費・介護保険)を前提にする
• 常に最大額を見積もらない
👉 不安は大きく、数字は控えめに
④ 旅行・趣味
• 老後に「やりたいこと」はあるか
• 毎年続けたいのか、数年だけか
• ここを削る前提になっていないか
👉 人生の楽しみ枠。
最初からゼロにしない。
まとめ
すべての項目で正解の数字を出す必要はありません。
「ここは見えている」
「ここは不安定そう」
それが分かれば、ライフプランとしては十分です


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