― 価格だけで決めないための考え方とチェックリスト ―
中古住宅にするか新築住宅にするかのポイントは、
「住み始めてから見えるコスト」と「不確実性の量」です。
- 新築:
👉 初期費用は高め/将来の予測がしやすい - 中古:
👉 初期費用は抑えやすい/見えないリスクが混じる
どちらが正解かではなく、
どのリスクを引き受けられるかで考えます。
① 新築住宅の特徴|「気持ちの満足を買う」
メリット
- 修繕リスクが当面ほぼない
- 最新の耐震・断熱・省エネ基準
- 住宅ローン控除など制度が使いやすい
- 気持ちの満足度が高い(誰も住んでいない)
デメリット
- 価格が高い(建物価値はすぐ下がる)
- 立地は選択肢が限られがち
- 固定資産税が高め
- 将来売却時の価格下落が大きい
新築向きな人
- 家計に余裕があり、突発的な出費を避けたい
- 住まいに「安心・快適さ」を求める
- 将来の売却はあまり考えていない
- 忙しく、建物チェックや判断に時間をかけられない
② 中古住宅の特徴|「目利きができればコスパ◎」
メリット
- 価格が抑えられる
- 立地の選択肢が広い
- 実際の住環境(騒音・日当たりなど)が確認できる
- リフォームで好みに近づけられる
デメリット
- 修繕・メンテナンス費が読みにくい
- 建物の状態を見抜く必要がある
- ローン控除など制度が制限される場合あり
- 当たり外れの差が大きい
中古向きな人
- 初期費用を抑えたい
- 立地重視
- 多少の手間や判断を厭わない
- 修繕費を織り込んで資金計画ができる
③ 中古 vs 新築の考え方
比較するのは「購入価格」ではなく、これ👇
✔ 住み始めて10〜20年のトータルコスト
- 住宅ローン
- 修繕・メンテナンス
- 税金
- 将来の売却価格(リセール)
✔ 自分の「許容できる不確実性」
- 突発的な修繕費が出ても対応できる?
- 想定外のトラブルに精神的に耐えられる?
④ チェックリスト|判断用(保存版)
【共通】
- □ 住宅ローン返済は手取りの25%以内か
- □ 災害リスク(ハザードマップ)を確認したか
- □ 将来売却・賃貸の可能性は?
- □ 周辺環境(昼・夜・平日・休日)を見たか
【新築チェック】
- □ 建物価格と土地価格の内訳を把握している
- □ 固定資産税の目安を確認した
- □ 住宅性能(断熱・耐震)を理解している
- □ 10年後の資産価値下落を許容できる
【中古チェック】
- □ 築年数と耐震基準(1981年以降か)
- □ 屋根・外壁・給排水の状態
- □ 修繕履歴・リフォーム履歴
- □ 近い将来の修繕費を見積もった
- □ 専門家(建築士等)のチェックを入れた
⑤ まとめ|迷ったらここを見る
- 気持ちの満足をお金で買う → 新築
- コスパを時間と知識で買う → 中古
そして一番大事なのは、
「家にお金を使いすぎて、人生が窮屈にならないこと」。


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