――「我慢できない」の正体
借金が減らない人は、
計算ができないわけでも、知識がないわけでもありません。
多くの場合、問題はもっと根深く、
「考え方そのもの」にあります。
①「欲しい」と「今すぐ」を区別していない
やりたいと思った。
欲しいと思った。
今しかない気がした。
だから、
貯まるまで待たない。借りてでもやる。
こういう判断を、無意識に繰り返しています。
でも冷静に考えてみてください。
本当に価値のあるものは、
「今すぐ手に入れなければ消える」ものばかりでしょうか。
実際には、お金に余裕がある人ほど、選択肢が多く、チャンスも多いのが現実です。
②「堅実・質素」をどこかで見下している
これは耳が痛い人も多いと思いますが、とても重要です。
- コツコツ貯める人はつまらない
- 我慢する人生は負け
- 今を楽しめない人はダサい
こうした価値観を、心のどこかで持っていませんか。
この考え方がある限り、
借金は「失敗」ではなく、
自分らしさを守るための手段になります。
ですが、それは自由ではありません。
ただ、衝動に振り回されているだけです。
③我慢=不幸、という大きな誤解
借金が減らない人ほど、
我慢を「欲しいものを諦めること」だと思っています。
でも実際は逆です。
我慢とは、
未来の自分に選択肢を残す行為です。
今の衝動を優先するたびに、
未来の自分は「選べない状態」に近づいていきます。
それは自由とは言えません。
④「チャンスはお金で買えない」という幻想
よく聞く言葉ですが、半分しか正しくありません。
確かに、お金では買えない経験や縁はあります。
しかし現実には、借金がある人ほど、チャンスを選べません。
- 生活がギリギリ
- 断る余裕がない
- 本当に必要な場面で動けない
衝動はチャンスではありません。
ただの選別されていない欲望です。
⑤借金が減らない最大の理由
借金が減らない理由は、
収入や家計管理の問題ではありません。
「我慢しない生き方=賢い」
という自己イメージを、
まだ手放せていないだけです。
価値観の清算が終わっていない限り、
- 自由を大切にしているつもりで
- 実は衝動に支配され
- 未来の自分を犠牲にしています
そして一番の問題は、
それを**「自分らしさ」だと思い込んでいること**です。
本当の自由は、
「やりたいことを今すぐやれる状態」ではありません。
やらない選択もできる状態です。
次に考えてほしいこと
もし今、借金があるなら、
まず考えるべきなのは節約術ではありません。
- 自分は何を「我慢できない」と思っているのか
- それは本当に今やる必要があるのか
- 未来の自分から、何を奪っているのか
ここを直視しない限り、
借金は形を変えて残り続けます。


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